SUSTAINABLE RUG

SUSTAINABLE RUG

 

2017年に開催したファッションツアーAlready famous tour17を通して生まれたのがこのラグなんですね。

 

ま、単純に言うとこれは編み物・ニットなんですけど、そもそも洋服を作る時って生地選びが必要ですよね?で、その生地選びってのは、私とかデザイナー・洋服屋さんが生地屋さんに「◯メートルください」って言って買い取って、そっから裁断して縫われてやっと洋服になるんですね。
でも生地屋さんから私とか創り手の元に納品される段階で、必ず生地の両端を切り落とさないといけないんです。
で、
この切り落とされていく生地の量ってのが、本当にものすごくて。

単純に一反500Mの生地を作ったらその2倍。一反2つき1km出る。

制作現場や、工場にチームと共に極力足を運ぶことを普段から大切な物作りの一つと考えている我がPMD。

ツアー中にとある某生地屋さんのもとを訪ねさせていただいたことがあったんですね。
その時にもちろん職人さんのプロセスにも興味関心を持ったんです
けど、何よりそこで捨てられていく生地に目が止まったんです。

とてもいい素材を使ったカラフルで可愛い糸や生地が次から次にゴミ袋に捨てられていく光景を目の当たりにして。
「これどうするんですか?」って尋ねたら、「産業廃棄物です」って。
でも汚れてもないし切り落としただけのものだから勿体ないですよねぇ。
「勿体ないとは思うんですけど、まぁ捨てちゃった方が早いですから」との見解があるのは衣類の世界だけで起きていることではない。

 

で、実は産業廃棄物って国か自治体にお金を払って処理してもらうもので、捨てることにもお金がかかるものなんです。
それってすごい無駄だなって思って。
何かに再利用できないかって職人さんたちと試行錯誤した結果がこのラグに辿り着きました。

正直最初は洋服でもないから売れないだろうって思ってたんですけど、実際蓋開けて見たらすっごく反応が良くて。
3年前というと本当に今よりお金もない小さなブランドだったので、どうにか安く抑えつつも、かっこいい素材で、かっこいいもの作り出せないかと考え抜いた末の結果で嬉しかったですね。

男性も女性も、サイズも年齢もオケーションも関係なくみんなが手に取ってくれるアイテムの一つで、私としても愛着が強いです。

新居へのプレゼントやサーファーの車の中に置いてくれたり+)

私自身は愛犬も気に入ってゴロゴロしてるし、我が家のバスマットとして愛用中。

色も形も一個一個違うからお気に入りを見つけてみて欲しいな。

 

 

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